ガス爆発！？（前編）　【2019-01-19更新】 | 調布の不動産のことならサイトーハウジング

ちょうど今頃の様に空気がカラッカラで寒い時期でした
穏やかな日曜日の午前１０時過ぎ頃だったでしょうか

管理委託契約によって家主さんから家賃回収をはじめ全てを委託されていた管理物件での出来事です

鉄筋コンクリート造３階建てのそのマンションは昭和４０年代に建築された古い建物でしたが広めの１DKという間取りと家賃が相場より１万円ほど安いということで常に満室の状態でした
 

「ガスの臭いがするんですけど･･･」
近所の方からの連絡が入りました
現地には管理会社として社名と電話番号を記載した看板が設置されているので電話をかけてくれたのでした
 

Tくんと車で現地に着くまで５分とかからなかったと思います
マンション東側にある入居者専用の駐車場に車を置きドアを開けた瞬間
「臭っ！」
二人は顔を見合わせました
 

急いで玄関側である西側に回り込みます

１５世帯ある部屋のほぼ全ての入居者の方が外へ出て来ています
 

その建物は「集中プロパン式」と呼ばれていて
敷地内別棟に「プロパン室」があり８本ほどの大型ボンベが格納されています
そこから各部屋にガスを供給するという仕組みでした

爆発でもしたら半径５０メートルは吹っ飛ぶと過去に聞いたことがあったような･･･
 

私たちもパニックを起こしかけながら入居者の方々に建物から離れるよう促します
「管理会社だろ何とかしろ！」
「爆発したらどうするんだ」
野次馬の方々は罵声を言い放ちながら
通りを挟んだ向かいに数本ある
高速道路の支柱に回り込んで隠れています

一人の入居者の方が「たぶん２０２号室だと思います」
理由を聞けば「スー」っていう音が聞こえているとのこと

階段を駆け上がり２０２号室の前に走ります
玄関扉に耳を当ててみました
「スー」
結構な音で聞こえていたのでした･･･

つづく